マンション売却の内覧対応のコツは?

STEP3
売却活動のコツ 2

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マンションを売却するならできるだけ高く売りたいですよね。
マンションの売却をできるだけ有利に進めるために欠かせないのが内覧時の印象を良くすることです。

1.マンションを買う人の立場で内覧を考えてみよう

「内覧の印象を良くする」と言っても、具体的にどうすればよいのか、頭を悩ませる人も多いでしょう。

そんな時は売り手の目線からではなく買い手の目線で考えることが大切です。

あなたがその家を購入したときにどんなことを気にしたかや、購入者が内覧時にチェックするポイントとしてどのようなことが推奨されているのかを、

不動産会社のホームページなどで調べてみましょう。売り手の立場では見落としてしまいそうなことも数多くあるはずです。

2.第一印象は重要。
「広さ」「明るさ」を印象付ける工夫

部屋に入ってきたときの第一印象は、その物件へのモチベーションを左右する大きな分岐点になります。
特に重要なことはその部屋に入ってくる前に予想していたよりも広く、
明るい印象を持ってもらえるかどうかです。
内覧準備には部屋の掃除がかかせませんが、その時ただ闇雲に掃除をするのではなく、
「広さ」と「明るさ」に重点を置いて掃除をすると良いでしょう。

 

ポイント3つ

  • 行政書士11
     

    リビングの荷物を少なくする

    一番長い時間を過ごすリビングの印象は最も大事にしたいところです。購入者がリビングに求めるのは明るさや広さです。余計な荷物は処分し、できるだけ床面積が広くなるように整理整頓しましょう。リビングに物が多かったり散らかっていると、狭くて収納が少ない部屋という印象を与えてしまいます。荷物を片付けたあとの方が掃除がしやすいので、まずはリビングを片付けて、それから掃除に取り掛かりましょう。

    ホコリのたまりやすい棚の上や隅々を丁寧に拭き掃除をすることで、部屋全体をきれいに整えられた印象に見せることができます。掃除のポイントとしては高いところから順に掃除をしていき、床に落ちたホコリを掃除したら、拭き掃除の手順で進めると効率よく掃除が進みます。

    その他のポイントとしては、ホコリがたまるエアコンの掃除を忘れずにしましょう。また、リビングは布製品が多くニオイがたまりやすいので、内覧前には十分に換気をしておくようにしましょう。

  • 行政書士12
     

    窓はきれいに磨いておく

    部屋を明るく見せるためには、窓の手入れも欠かせません。十分に日光を取り込み、清潔でを行き届かせることで部屋はきれいな印象に映ります。光るものは光らせる、透明なものは透明にする、白いものは白くする、という効果を意識しましょう。

    窓磨きの方法としては、新聞紙一面分をクシャクシャに丸めたものをいくつか作って、少し湿らせる程度に水をつけたら窓を拭きます。窓がぬれているうちにぬらしていない新聞紙で窓を拭くという方法があります。新聞紙のインクが窓の汚れと相性が良いとのことです。そのほかには、雑巾やタオルで拭く、スクイジーを使うなどさまざまな方法がありますので、自分が良いと思う方法を試してみてください。

  • 行政書士13
     

    家具のレイアウトも考慮する

    背の高い家具や、空間を分断してしまう家具があると、その部屋を広く見せることは難しくなります。

    不要な家具などは内覧の前にできるだけ処分するようにしましょう。

    室内にある家具は、入り口側から奥に向かって背が低くなるように配置していくと広く見える効果があります。

    スタンドミラーやウォールミラーの活用も効果的です。光を上手に反射させれば室内は明るく見えますし、空間に奥行を感じさせることもできます。寝室など比較的コンパクトな空間で取り入れると良いでしょう。

3.水回りなどよく見られるポイントは重点的に

「広さ」と「明るさ」に対してしっかりと対策が取れたら、購入検討者がよく見る場所の掃除をしましょう。売却額にひびく場合もありますので、汚れがひどい時にはハウスクリーニングを部分的に利用するのもいいかもしれません。


  • 行政書士11
     

    玄関掃除は内覧の基本

    玄関はその家の第一印象を決める場所です。靴や傘などは玄関収納の中にきちんと収納しましょう。靴を履いたり脱いだりするたたきは玄関のメインとも言える、隅々まで掃き清めておきたい部分です。掃き掃除の方法としては、ぬらした新聞紙をちぎったものをまいて、ゴミやホコリと一緒に掃く方法が昔からの知恵としてあります。新聞紙の処分のついでに試してみるのも良いでしょう。掃き掃除の後は、水拭きもしておきます。

    また、下駄箱などの玄関収納はニオイがこもりやすいので、ハケでホコリを掃き出し、エタノールを染みこませた布で拭いて除菌をしておきましょう。しばらく開け放しておき十分な換気を行うことも重要です。さらに、消臭剤や芳香剤などを使うと印象が良くなります。

  • 行政書士12
     

    ベランダも掃除をする

    マンションではリビングの掃き出し窓とつながってベランダがあるのが一般的です。内覧時には窓の開閉チェックと合わせてベランダもチェック項目に入っています。ベランダに枯葉や虫の死骸、土ぼこりがたまったりしていないように掃き掃除をしておきましょう。もしベランダにシミがあるようなら水を使ってこすり落とした方が良いでしょう。

    掃除の際には隣家へゴミが行かないように気をつける、2階以上の場合は階下への水漏れが無いように、周りへの配慮を忘れずにしましょう。加えて、風が弱い日に行えばゴミの飛散が少なく掃除がしやすいでしょう。

  • 行政書士13
     

    水回りの掃除

    内覧時にこれだけは気合を入れて掃除をしてほしいと思うのが水回りです。毎日使う場所であるだけに水回りは汚れのたまりやすい場所ですが、ここが汚いとそれだけで生理的に受け付けられないと考える人は多くいます。

    キッチンは水アカや油汚れなどはきちんと落とし、蛇口やシンクは拭き上げてピカピカに光らせておきましょう。またバスルームや洗面台はカビや水アカを落とし、髪の毛などが落ちていないか気を付けます。水滴は拭き、蛇口や鏡は磨いておきましょう。

4.購入者が意外とチェックしている共用部分

家を売ろうとしている人は、自分の部屋ばかりに目が行きがちですが、購入者がマンションをチェックするポイントは、実は共用部分の方が多いくらいです。いくつか例を上げてみましょう。

・エントランス
・集合ポスト、宅配ロッカー
・エレベーター
・共用廊下
・ゴミ置き場
・駐車場、自転車置場
・建物まわりの植栽
・外壁
・その他共用施設
部屋に入ってくる前、あるいは出た後にこれだけ多くの場所をチェックしている可能性があるのです。共用部分なのですべての箇所を個人で対応するには限界がありますが、エントランスにゴミが落ちていたり、集合ポスト周辺にチラシが散乱しているような状態になっているなら対処しておくべきでしょう。

これを機に共用部の掃除が週の何曜日に行われているのかを確認して、内覧のタイミングと合わせるなどの工夫があってもいいかもしれません。また、見栄えの良くない状態が慢性的になっているのであれば、管理会社等へ相談してみてもよいでしょう。

5.内覧当日の対応方法は?

5つのポイント

  • 行政書士11
     

    内覧当日用意すべきものは?

    お茶…基本的にお茶出しは不要です。

    夏の猛暑日や冬の極寒の日など、どうしても内覧者に何かお出ししたい という方は飲みきりサイズのペットボトル飲料を用意するといいかもしれません。

    スリッパ…内覧者側の不動産会社が用意してくれる場合もありますが、あったほうが確実に印象がよくなりますので、ぜひ用意するようにしましょう。

    コロナ対策が気になるかたは、使い捨 てのスリッパを不動産会社からもらうか、自分で用意するとよいでしょう


  • 行政書士12
     

    内覧の対応方法にコツはある?

    内覧当日は、いかに内覧者にその物件の特徴や利点を伝えられるかが重要です。そのためのコツとしては、一度マンションの利点を書き出してみることです。例えば、交通アクセスや買い物をするところなど。最近では、コンセントの数などもポイントになります。

    知り合いのケースでは、「駐車場は満車と聞いたが何人待ちなのか」、「リビングには何時から何時ごろまで日が入るのか」、「ゲストルームは予約が埋まっていて、使いたいときに使えなかったりしないか」などの質問がありました。うまく答えられなかった質問があれば、次回も同じ質問されたときにはきちんと答えられるように、後で確認しておくとよいでしょう。

    水回りや生活導線、部屋の日当たり具合などもアピールポイントのひとつです。それらは実際に住んでみないと詳しく分からないものなので、内覧者にとってはとても有益な情報になります。

    内覧者に子どもがいる場合などは、近くの公園や学校、どんな施設があるのかなどの情報も教えてあげましょう。お得なスーパー情報なども良いかもしれません。どんなに情報化社会と言っても、生活情報というものは実際に住んでみないと分からないことが多いものです。そして内覧者の希望や要望があれば聞いてみましょう。それがかなえられるものかどうか、きちんと話し合うことが大切です。

    マンションを売却時は、内覧者も売主も良い関係で受け渡ししたいものというのが理想です。売主と買主の顔合わせを利用し、より良い引き継ぎができると良いですね。

  • 行政書士13
     

    どれくらいの内覧件数で買い手がつくの?

    購入者にとって魅力的な物件やタイミングによっては1回の内覧で買い手がつく場合もありますが、ある不動産会社の方によると売れるまでの平均内覧件数は10件程度といいます。

    中には2回目の内覧を希望する方もいるようです。逆に条件が悪く魅力の少ない物件だと内覧希望がなし…ということもあり得ます。

    その際はいつ内覧希望者が現れてもいいよう、掃除や整理整頓などできる限りの準備をしておくといいでしょう。


  • 行政書士14
     

    内覧対応する際の注意点とは?

    マンションを購入してもらうためとはいえ、初対面の内覧者の方に接するのは気疲れするものです。さらに内覧前には掃除や整理整頓の必要もあり、大半の内見が土日に集中するため、「内覧は大変!」と感じる方も多いはず。内覧の頻度が高ければなおさらです。内覧スケジュールは余裕をもって組んでおくことをおすすめします。中古マンションの売却を経験した方のブログをチェックするなどしてイメージを膨らませておくのもいいかもしれません。


  • 行政書士15
     

    内覧後の返事はいつになる?

    内覧者が購入意思の有無を伝えるまでの平均日数は3日ほどと言われています。内覧後3日から一週間を過ぎても返事が来ない場合は、次の内覧希望者の対応に力を注ぎましょう。


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東京都中央区で投資用マンション専門不動産会社を経営。

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